株、為替等の市況予想
【 市況 】
カリフォルニア州の財政破綻が近づくにつれ、様々な憶測が飛び交っている。その中で最悪のストーリーをまとめると、次のようになる。
7月28日はカリフォルニア州が発行している大口債権償還日となっているが、償還資金が不足することは明らかとされている。すると、デフォルト(債務不履行)宣言がされるわけだが、その先の事態が見えないため、不安を煽るような憶測が飛び交っている。
(1)カリフォルニアだけでなく、他の複数州もデフォルト。
イリノイ州等7州がデフォルトの危機にあると言われている。
(2)カリフォルニア州を中心に暴動が発生。暴動は各地に飛び火する。
そもそもの要因は重税、サービスの低下。
(3)米オバマ大統領の非常事態宣言・戒厳令。
発表後の影響は未知数。
(4)FRBの倒産。
(4)第3次世界大戦(極々一部の見解)。
自分が、このストーリーのどこまでを信じているかということも分からない。しかし、ある程度の混乱が7/28以降に訪れることは間違いないだろう。カリフォルニア州の財政破綻は、夕張市のそれとはまったく異なるものである。カリフォルニアの財政規模は国家間比較しても8位にランクされる大きなものだ。そんなカリフォルニアに、「もう借金返せません」と開き直られた時、世界経済に大きな影響を与えるのは想像するに難くない。
バイデン米副大統領が、大統領選挙中に次のように発言していた。「次期大統領は半年以内に重大な決断を下すことになるだろう。」これは、オバマ大統領の非常事態宣言を予言しているのだろうか。
憶測の根拠はさらにある。FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)が7/27~31の予定で非常事態演習を行うのだ。この演習は連邦・州の全官公庁が参加して行われるが、その他にカナダ、メキシコ、イギリスも参加する。演習規模も日程も、果たして偶然のものなのだろうか。ちなみにFEMAは、天災、人災問わず、大災害に対応する政府機関であり、過去にはハリケーン・カトリーナの災害対応をしたことがある。米政府は最悪のストーリーが実現するものと捉えているのかもしれない。
(2009.7.15追記 - カリフォルニア州はIOU(借用書)の発行により、9月までの資金を確保したと報道された。)
【 株 】
楽天(4755) 売玉持ち越し 含み損増大
日経平均は4日続落。しかし、含み損増大。ジャスダックやマザーズはここのところ堅調である。主力、輸出銘柄を見送り、新興市場、国内需要銘柄の物色がされている。新興市場に外資マネーが流れ続けることはないだろう。一時的なものと見る。
(図は2009/6/8を100とした、日経平均、ジャスダック指数、マザーズ指数の相対チャート)
【 FX 】
7/8から3日間の日程でG8が開催される。それまでは円高/ドル安基調だろう。それまでの材料が乏しいためだ。現在は特に円買いが進行している。G8が開催されて材料が出るかというと、何も出ないかもしれない。イラン情勢、世界経済危機、北朝鮮問題という議題で、現状、具体的な結論が出るとは思えない。
カリフォルニア州の財政破綻が近づくにつれ、様々な憶測が飛び交っている。その中で最悪のストーリーをまとめると、次のようになる。
7月28日はカリフォルニア州が発行している大口債権償還日となっているが、償還資金が不足することは明らかとされている。すると、デフォルト(債務不履行)宣言がされるわけだが、その先の事態が見えないため、不安を煽るような憶測が飛び交っている。
(1)カリフォルニアだけでなく、他の複数州もデフォルト。
イリノイ州等7州がデフォルトの危機にあると言われている。
(2)カリフォルニア州を中心に暴動が発生。暴動は各地に飛び火する。
そもそもの要因は重税、サービスの低下。
(3)米オバマ大統領の非常事態宣言・戒厳令。
発表後の影響は未知数。
(4)FRBの倒産。
(4)第3次世界大戦(極々一部の見解)。
自分が、このストーリーのどこまでを信じているかということも分からない。しかし、ある程度の混乱が7/28以降に訪れることは間違いないだろう。カリフォルニア州の財政破綻は、夕張市のそれとはまったく異なるものである。カリフォルニアの財政規模は国家間比較しても8位にランクされる大きなものだ。そんなカリフォルニアに、「もう借金返せません」と開き直られた時、世界経済に大きな影響を与えるのは想像するに難くない。
バイデン米副大統領が、大統領選挙中に次のように発言していた。「次期大統領は半年以内に重大な決断を下すことになるだろう。」これは、オバマ大統領の非常事態宣言を予言しているのだろうか。
憶測の根拠はさらにある。FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)が7/27~31の予定で非常事態演習を行うのだ。この演習は連邦・州の全官公庁が参加して行われるが、その他にカナダ、メキシコ、イギリスも参加する。演習規模も日程も、果たして偶然のものなのだろうか。ちなみにFEMAは、天災、人災問わず、大災害に対応する政府機関であり、過去にはハリケーン・カトリーナの災害対応をしたことがある。米政府は最悪のストーリーが実現するものと捉えているのかもしれない。
(2009.7.15追記 - カリフォルニア州はIOU(借用書)の発行により、9月までの資金を確保したと報道された。)
【 株 】
楽天(4755) 売玉持ち越し 含み損増大
日経平均は4日続落。しかし、含み損増大。ジャスダックやマザーズはここのところ堅調である。主力、輸出銘柄を見送り、新興市場、国内需要銘柄の物色がされている。新興市場に外資マネーが流れ続けることはないだろう。一時的なものと見る。
(図は2009/6/8を100とした、日経平均、ジャスダック指数、マザーズ指数の相対チャート)
【 FX 】
7/8から3日間の日程でG8が開催される。それまでは円高/ドル安基調だろう。それまでの材料が乏しいためだ。現在は特に円買いが進行している。G8が開催されて材料が出るかというと、何も出ないかもしれない。イラン情勢、世界経済危機、北朝鮮問題という議題で、現状、具体的な結論が出るとは思えない。
PR
この記事にコメントする