日経平均は10日ぶりの反発。211円高と大幅高の9261円で引けた。前日のNY株式相場が大きく上昇したことや、円安推移、後場にかけてはアジア市場も値を上げてきたことに牽引された。9日間で約1000円下落したことを考えると、上げしろはまだある。
アメリカ株式市場では今週、金融大手の決算が相次いで発表される予定だが、著名アナリストがゴールドマン・サックス・グループの好決算を予想、投資判断が引き上げられ、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は割安と判断された。これらを材料に金融株主導の大幅高となった。この予想には懐疑的に見る向きもまだ根強いため、実際に好決算が発表されれば、さらなる相場上昇要因となるだろう。
一方不安要因は、アメリカcitグループ(citiとは異なる)が破産法適用を申請するとの見方が強まっていること。citは中小企業向けローンの企業だが、業績悪化を受けて政府支援を要請している。政府関係筋の情報としては支援しないとも、支援に前向きとも情報が錯そうしている。100万社近くへの貸し出しを行っているcitが経営破綻した場合の影響は大きなものとなるだろう。
明日の展開はNY市場の影響をそのまま受けたものとなるだろう。国内政治的要因は限定的と予想する。
【 株 】
後場にかけてさらに上昇相場が来ると予想し、川崎汽船(9107)を買った。結果引けにかけて軟調推移。NY市場の不透明感があるため、持ち越しせず引けで売り、損失確定。明日は出遅れ銘柄を探すことになりそうだ。
【 FX 】
(左図はダウ先物5分足チャート)
NYダウ先物は上げ渋りが強くなってきたせいか、16:10頃急落した。これを受けて、円安推移していたドル円は反転急落。16:20現在、93.00円前後を推移。調整局面を迎えてはいるが、また徐々に円安に向かうと予想する。
なお、今夜の大きな指標は21:30にアメリカ6月小売売上高の発表がある。
【 市況 】
日経平均は9日続落237円安の9050円。アジア市場が軒並み下げたことや、米の追加景気対策への期待後退、麻生首相の解散決断による政局不安等、嫌気される要因はいくつもあった。また、外資投機筋売りの個人買い支えの構図が崩れて、個人も売りにまわってきているという。売りにまわってきているのか、上昇相場で買った人たちが逃げているのか。この局面で今買い支えできるのは国内投機筋だけかもしれない。
9000円は心理的に大きな節目と言われるが、直近ではここにサポートはない。もみ合いは8800~8900円が目途となるか。今夜のNY市場の影響も受けるだろうが、まだ下げると予想する。
数少ない好材料のひとつは、カリフォルニア州がIOU(借用書)の発行により、9月までの資金を確保したという報道。もちろんこれは延命措置のようなものであり、9月までに財政収支が好転しなければ、10月に資金ショートし、破綻してしまう。
【 株 】
楽天(4755)を57000で利益確定。25日線タッチまで待ちたかったが、CSK(9737)が強力な400円サポートを大きく下回ってきたため、急いで資金を回す必要があった。楽天は前回の下げ止まり6/25の25日線乖離率と同率の57000円指値。刺さった直後、CSKに乗り換えたが時既に遅し。微益で撤退。
【 FX 】
衆院解散日決定報道により円が売られるかとも見られたが、日経平均の下落に伴う円高圧力が上回っていた。今のところ動きは小さい。日本にとっては大きな政治的局面かもしれない。しかし、世界の目で見ると、首相はよく変わるし、変わったところで大きな変化はなかった。世界中を取引相手にする円相場を動かす材料にはならないのかもしれない。確かに、アメリカ景気、金融問題と比較すると小さな材料ではある。
今後の動向は、9300円のサポートがあるものの
http://taranome.blog.shinobi.jp/Entry/10/
↑ここで先日書いたカリフォルニア不安を背景に日経平均は若干の軟調推移と予想。積極的な買いは入りづらいと思われる。買いなら内需、特に低所得者向け戦略を打ち出している銘柄が好感されるか。
カリフォルニアを救済できるのは米政府だけだが、その米政府は救済に否定的なコメントをしている。果たして方針の急転換はあるのだろうか。救済するにしても、カリフォルニアだけ特別扱いするのか。財政危機にある全ての州を対象とするのは不可能だろう。景気の二番底は近い。
【 株 】
楽天(4755) 売建玉持ち越し 含み損→含み益へ
筋に手をつけられて出来高急増とならなければ、25日線に向けて下降か。
【 FX 】
カリフォルニアのXデーを考慮して、自分がヘッジファンドや投資銀行だったらどのように取引するか考えてみた。
Xデー、もしくはその直前に超円高を迎えることを前提とすると、その際の下げ幅を大きくするために、それまでにある程度円安にしておきたい。しばらくは、先日の円急騰を解消するかのように円安推移か。
為替が大きく動く可能性があり、裏が取れる情報を探しています。
早めに情報を仕入れられたら、ここにも書きます。
(追記)大量のNYカット未確認情報を得たので、 確実性のある情報を探しまわりました。結果、少量との情報しか得られませんでした。
【 株 】
前日のダウは大きく下落する場面もあったが、ほぼ変わらずのプラス圏で終えた。しかし、東京市場では急速な円高を嫌気し、日経平均は寄りから主力輸出銘柄を中心に売り攻勢で始まった。
大引けは前日比129円安の9291円、7日続落となった。オーバーシュート気味な展開であることと、9300円付近にはサポートがあることを考えると、反発こそあれど、これ以上の急激な下落は無いと予想する。
今夜のNY市場が大きく動かないという前提で、明日のSQは9250円前後といったところか。SQ後の展開には特に為替に注意したい。90円を目指す大きな仕掛けが、また入るかもしれない。
楽天(4755) 売建玉持ち越し 含み損増大
【 FX 】
(図は米ドル/円 1時間足)
昨夜のNY外為市場では円が大幅高となった。最大下落幅2円60銭を2時間かからずこなしてしまった。景気回復警戒感が高まり、銀行ディーラー、一般投資家がリスク資産マネーを円買いに回していたタイミングで、ヘッジファンドが大きく仕掛けたというところだろう。オプションカット、ロスカットを巻き込んで、15~30分おきに大きなショートが入っていた。
最後の底付近でも大きな仕掛けが入っていたが、ロング勢に押されて失敗に終わるような場面もあった。これを考えると、また近いうちに90円を目指す大きな仕掛けが入る可能性もある。動向には注意したい。
株9:FX1の資金割合だったものが、昨夜の円高、リバウンドも捉えることができ、株5:FX5の割合になった。
日経平均は、米株安、円高を受け、先物主導で終始軟調推移。227円と大幅安の9420円で引けた。信用取引需給の悪化も進んでいる。
サポートと見ていた9500円を割ったため、ここでは売りで入りたい。下落トレンドに入ったと考える。
楽天(4755) 含み益から含み損となってしまった。もう少し様子を見る。
次はCSK ホールディングス(9737)が下げ続ければ、5/28の安値392円を割ったところで売りで入りたい。
【 FX 】
USドル/円は徐々に上値を切り下げ、ここ数時間はボリバン中央から-2σで下降推移。しばらく重要指標もないため、このまま円高推移と見る。円安材料があるとすれば、G8の好感表明があることくらいだろうか。しかし、その可能性は低い。
今日の寄り前外資系動向は売り越し、日経平均は下げて始まった。インド等、他のアジア株が堅調推移しているのを受けプラス圏に達する場面もあったが、前日比33円安の5日続落で引けた。為替が円高推移していることも影響し、主力輸出株は見送られている。
出来高は3日連続の減少と細っている。このまま株価は下げ続けるのか。それともレンジ内で上下を繰り返すのか。大きな分岐点が近づいている。その分岐点は6/23に付けた安値付近の9500円となるだろう。ここで反発してきたら、レンジ相場と判断できる。逆に、ここを割り込んできたら、次のサポートとなる9300円前後まで一気に下げる可能性がある。レンジ相場か、下降トレンド相場か慎重に見守りながら取り引きしている向きは多いので、個別銘柄取り引きに際しても注目したいところである。
楽天(4755) 売建玉 含み損から含み益となった。
ジャスダックやマザーズ等新興市場に一服感がみられる。過熱感があっただけに、下落ペースには注意したい。
【 FX 】
次々とサポート線を崩し、円高推移が続いている。円安に向かう場面もあるが、その場合のレジスタンスが非常に厚い。現在のレジスタンスは95.4円付近である。ここを上抜けない限り、ロングエントリーはし難いところだ。為替を扱う側からも、上述の日経平均レンジ、トレンド分岐には注目したい。
カリフォルニア州の財政破綻が近づくにつれ、様々な憶測が飛び交っている。その中で最悪のストーリーをまとめると、次のようになる。
7月28日はカリフォルニア州が発行している大口債権償還日となっているが、償還資金が不足することは明らかとされている。すると、デフォルト(債務不履行)宣言がされるわけだが、その先の事態が見えないため、不安を煽るような憶測が飛び交っている。
(1)カリフォルニアだけでなく、他の複数州もデフォルト。
イリノイ州等7州がデフォルトの危機にあると言われている。
(2)カリフォルニア州を中心に暴動が発生。暴動は各地に飛び火する。
そもそもの要因は重税、サービスの低下。
(3)米オバマ大統領の非常事態宣言・戒厳令。
発表後の影響は未知数。
(4)FRBの倒産。
(4)第3次世界大戦(極々一部の見解)。
自分が、このストーリーのどこまでを信じているかということも分からない。しかし、ある程度の混乱が7/28以降に訪れることは間違いないだろう。カリフォルニア州の財政破綻は、夕張市のそれとはまったく異なるものである。カリフォルニアの財政規模は国家間比較しても8位にランクされる大きなものだ。そんなカリフォルニアに、「もう借金返せません」と開き直られた時、世界経済に大きな影響を与えるのは想像するに難くない。
バイデン米副大統領が、大統領選挙中に次のように発言していた。「次期大統領は半年以内に重大な決断を下すことになるだろう。」これは、オバマ大統領の非常事態宣言を予言しているのだろうか。
憶測の根拠はさらにある。FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)が7/27~31の予定で非常事態演習を行うのだ。この演習は連邦・州の全官公庁が参加して行われるが、その他にカナダ、メキシコ、イギリスも参加する。演習規模も日程も、果たして偶然のものなのだろうか。ちなみにFEMAは、天災、人災問わず、大災害に対応する政府機関であり、過去にはハリケーン・カトリーナの災害対応をしたことがある。米政府は最悪のストーリーが実現するものと捉えているのかもしれない。
(2009.7.15追記 - カリフォルニア州はIOU(借用書)の発行により、9月までの資金を確保したと報道された。)
【 株 】
楽天(4755) 売玉持ち越し 含み損増大
日経平均は4日続落。しかし、含み損増大。ジャスダックやマザーズはここのところ堅調である。主力、輸出銘柄を見送り、新興市場、国内需要銘柄の物色がされている。新興市場に外資マネーが流れ続けることはないだろう。一時的なものと見る。
(図は2009/6/8を100とした、日経平均、ジャスダック指数、マザーズ指数の相対チャート)
【 FX 】
7/8から3日間の日程でG8が開催される。それまでは円高/ドル安基調だろう。それまでの材料が乏しいためだ。現在は特に円買いが進行している。G8が開催されて材料が出るかというと、何も出ないかもしれない。イラン情勢、世界経済危機、北朝鮮問題という議題で、現状、具体的な結論が出るとは思えない。
6月の米雇用統計が予想を上回る悪化となったことを受けて、前日ダウは大幅下げ。これは東京市場でも外資の売り叩きが入るだろうと思ったが、寄り前外資動向は「買い」。
実際の動きは、寄りから日経平均が続落、一時9700円台を割り込んだものの、その後堅調推移した。終わってみれば前日比-60円と小幅安。
(左図は原油価格 1時間足チャート)
好感ニュースがなく、明らかな売りサインが出た今、やはり買い支えているのは年金などの機関投資家のようだ。また、原油価格が大きく下落しているが、オイルマネーが株式市場に流れている可能性もある。
今後の展開としては、過熱していた株式市場をクールダウンする調整期間、下降トレンドが始まったと予想する。来週から米企業の4-6月期決算が徐々に始まるが、個人的には、悪材料は出ても好材料はあまり出ないと見ている。できるだけ買いでは入らないようにしたい。
楽天(4755) 売玉継続保持 小幅安により、含み微益。
売りタイミングはよかったが、ジャスダック銘柄だったことが裏目か。
【 FX 】
米雇用統計発表後、ドル/円は大きく下落。もちろんレンジをブレイクし、95円台に突入した。その後は徐々に上げているが、好材料が出るあてもなく、しばらくは様子見。エントリーするならショートで入りたい。来週以降は米大企業の4-6月期決算にも注目した方がいいだろう。
初心者用の必要な知識、便利なサイトはまとめる予定です。
【 株 】
日経平均はザラ場通して軟調推移。前日終値から小幅下げで引けた。前日ダウは小幅上げ。しかし、今日の寄り前外資動向は売り越しだった。売り要因のひとつに挙げられるものに政局不安がある。
一般的にこれほどの政治混乱期には、株価は一方的に下げる。ところが日本の場合は安倍晋三、福田康夫と短期で政権放り投げが続き、耐性がついているらしい。海外からも日本の政治は特殊と見られているという。もちろん、これ以上の(悪い)サプライズが起これば、様子見している筋も参入し出来高急増を伴う下落となるだろう。麻生総理大臣の急な方針転換や、自民党内の謀反には今後も要注意だ。
日経平均チャートを見ると、きれいな二番天井。下げ始まりのサインである。3月から始まった上昇一辺倒もここにきて一服か。好材料のある銘柄以外は買いで入りにくい。外資の売りが続けばこのまま下げトレンドを作る可能性もある。
まずは、今夜のアメリカ指標に注目し、方向を見定めたい。
楽天(4755)を売り増し、今日も持ち越し。売り玉 平均建単価 59,230円
含み益から含み損に変わった。
【 FX 】
やはり大きな動きはなく、小幅レンジ相場となっている。今夜は、「ECB・政策金利発表(おそらく据え置き)」、「アメリカ6月非農業部門雇用者数」、「アメリカ6月失業率」と重要指標の発表がある。発表に合わせてエントリーできるよう、事前にポジションを整理しておきたい。