株、為替等の市況予想
【 市況 】
昨日のNY市場高と日本企業好決算の影響を受け、日経平均は連日の年初来高値更新となった。191円と大幅高の10356円で取引を終えた。取引開始から高く寄り付き、その後も終始堅調推移し、先高感が見られる。4~6月期決算がピークを迎え、好決算銘柄は好材料として買われ、赤字決算であっても底入れと見て買われるという総楽観ムードとなっている。テクニカル的にも抵抗を超え、次の抵抗は11000~12000までない。ここはリーマンショック後に一気に暴落した価格帯であるためだ。
(左図は直近3年間の日経平均月足チャート)
雇用情勢が懸念材料と見る向きもある。今日発表された6月の完全失業率は0.2ポイント悪化の5.4%。2003年6月以来の高水準となった。完全失業者が過去最大の増加幅という。しかし、一般的に相場は半年先の実態経済を表すといわれる。日経平均の月足ベースで見ると、最後の陰線を引いて底入れしたのは2月。その6ヶ月後の8月までは経済事象が悪化していても不自然ではないのかもしれない。逆に言うと、株式市場では3月の時点で、9月から実態経済が好転すると見込んでいたということになる。
【 株取引 】
-持ち越し
日本電気硝子(5214)を1097円で損切り。最悪・・・。
-新規
三菱UFJフィナンシャル(8306)を565円で買い、持ち越し。予想通り好決算を発表したが、市場がどう見るかはまだ分からない。
日経平均上昇トレンドと予想するなら、三菱UFJはお勧め銘柄。今まで上値が抑えられていたことと、他のメガバンクは「資本の質」問題の不安が拭い切れないためだ。G20による金融安定理事会(FSB)の議論では、中核的自己資本(比率で4%以上維持を制限)として優先株を認めないという国際基準が検討されている。この基準が策定されてしまうと、みずほ(8411)だけでなく、三井住友(8316)も大量の新株発行増資をしなければならなくなる。その点、三菱UFJはこの条件を既にクリアしており、資本の質が良好となっている。
【 FX 】
円安トレンド入りと判断していいだろう。中長期トレードならドル円をロング、CITやカリフォルニアの破綻等の大きな懸念材料が実現しない限りホールドし続けて問題ないと予想する。
昨日のNY市場高と日本企業好決算の影響を受け、日経平均は連日の年初来高値更新となった。191円と大幅高の10356円で取引を終えた。取引開始から高く寄り付き、その後も終始堅調推移し、先高感が見られる。4~6月期決算がピークを迎え、好決算銘柄は好材料として買われ、赤字決算であっても底入れと見て買われるという総楽観ムードとなっている。テクニカル的にも抵抗を超え、次の抵抗は11000~12000までない。ここはリーマンショック後に一気に暴落した価格帯であるためだ。
雇用情勢が懸念材料と見る向きもある。今日発表された6月の完全失業率は0.2ポイント悪化の5.4%。2003年6月以来の高水準となった。完全失業者が過去最大の増加幅という。しかし、一般的に相場は半年先の実態経済を表すといわれる。日経平均の月足ベースで見ると、最後の陰線を引いて底入れしたのは2月。その6ヶ月後の8月までは経済事象が悪化していても不自然ではないのかもしれない。逆に言うと、株式市場では3月の時点で、9月から実態経済が好転すると見込んでいたということになる。
【 株取引 】
-持ち越し
日本電気硝子(5214)を1097円で損切り。最悪・・・。
-新規
三菱UFJフィナンシャル(8306)を565円で買い、持ち越し。予想通り好決算を発表したが、市場がどう見るかはまだ分からない。
日経平均上昇トレンドと予想するなら、三菱UFJはお勧め銘柄。今まで上値が抑えられていたことと、他のメガバンクは「資本の質」問題の不安が拭い切れないためだ。G20による金融安定理事会(FSB)の議論では、中核的自己資本(比率で4%以上維持を制限)として優先株を認めないという国際基準が検討されている。この基準が策定されてしまうと、みずほ(8411)だけでなく、三井住友(8316)も大量の新株発行増資をしなければならなくなる。その点、三菱UFJはこの条件を既にクリアしており、資本の質が良好となっている。
【 FX 】
円安トレンド入りと判断していいだろう。中長期トレードならドル円をロング、CITやカリフォルニアの破綻等の大きな懸念材料が実現しない限りホールドし続けて問題ないと予想する。
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