【 市況 】
(左図は直近5営業日の日経平均15分足チャート)
日経平均は小幅上昇。25円高で終値10113円となった。弱い決算や下方修正が出て弱含みの展開となっても、好決算が発表された材料銘柄はしっかり買われた。また、先物は10000円を割ったところで大量の押し目狙いの買いがあるとのことで、反落する場面は限定的なものとなった。
アジア株が総じて軟調展開する中で、東京株式市場だけプラス圏で終えたことは、日本買いのいいサインとなるかもしれない。雇用や所得が改善されないまま、企業の好業績主導で景気回復するとの見方も出ている。
しかし、米国のあるエコノミストは、リセッション(景気後退)の終結宣言は時期尚早との考えを示している。失業率の継続的な上昇と低調な経済成長率が依然として非常に強力な逆風になると見ており、「株価の上昇相場が続くためには、企業利益のけん引役がコスト抑制から収益成長率にシフトする必要がある」と発言している。これは米国の事を言っているのだが、当然日本にも同じことが言えるだろう。
【 株取引 】
-持ち越し
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(4756)を726円で売却、テルモ(4543)売建を4460円で返済買い、共に利益確定
-新規取引
ヤフー(4689)を平均32143円で買い、32250円で売り、利益確定。ラウンドワン(4680)、タカラトミー(7867)は買いで入るも同値撤退。大日本住友製薬(4506)買いは微損撤退。
日本電気硝子(5214)を1071円で売建、持ち越し。
【 FX 】
昨日のユーロドルの展開予想が外れてしまったが、スキャルピングに切り替え、利益を確保できた。アメリカは相変わらず強いドルが国益をもたらすとの姿勢。これは、中国に国債を買ってもらいたいためだ。ドル高となれば対比して円安となり、日本にとっても好ましい。
NYダウが下げ、ドル安が進行しそうな時にドルの買い支えが行われているような場面も度々目にする。スキャルピングであっても、トレンドに乗ったデイであっても、国家間のこうした思惑は頭の片隅に置いておきたい。
(追記)ドル円で、今夜期限を迎える大口のNYオプションがあるとの情報。権利行使価格は95.30-95.40。NY開始時間には一旦この値を付ける可能性大。現在は94.75円。稼げるところなのでしっかり稼ぎましょう。